
近年、IT人材の不足と開発コストの上昇に直面する日本企業にとって、ベトナムでのオフショア開発が注目を集めています。
本記事では、ベトナムがオフショア開発先として選ばれる理由や現状、開発単価の詳細から、失敗しないための具体的なポイントまで網羅。
また、実績と信頼性の高い開発会社の特徴や選び方についても詳しく紹介し、プロジェクトを成功に導くためのノウハウをお伝えします。
システム開発担当者や経営者の方々は、本記事を参考に、ベトナムでのオフショア開発のメリットを事業に最大限活かしていただければと思います。
目次
オフショアにベトナムが選択されている理由
オフショア開発の委託先として、ベトナムが人気の理由は、高い技術力と低コストのバランスの良さにあります。人件費は日本や中国、インドと比べても競争力があります。
【ベトナムが人気の理由】
- 優秀なIT人材の豊富さ
- 国民性が勤勉で親日的な文化
- 日本との時差が2時間と短い
- 国策によるIT教育の充実
政府がIT人材の育成に力を入れているため、毎年多くの優秀なエンジニアが輩出されています。特に若手エンジニアは、最新技術への対応力が高く、意欲的な姿勢が評価されています。
また、一部のベトナム企業では、日本の「文化教育」も行っています。日本文化教育では、日本の礼儀やルールや日本人の基本的な考え方、日本企業の一般的なルールなどを教育しているため、他国のエンジニアと比べ日本人の感覚を理解したエンジニアが多く在籍していることも特徴です。
ベトナムオフショア開発のシェア率
オフショア開発.comの2024年のデータによると、ベトナムはオフショア開発の委託先として42%のシェアを占め、2位の中国(26%)、3位のインド(7%)を大きく引き離し、特に日本企業からの信頼を集めています。

引用:オフショア開発.com|2024年最新のオフショア開発の現状・動向は?
この成長の背景には、以下のような要因があります。
【教育体制の充実】
- 政府主導のIT人材育成プログラム推進
- 2025年までに110万人のIT技術者育成を目標
- 日本語教育の強化による円滑なコミュニケーション
ベトナムは充実した人材育成システムにより、オフショア開発市場でのポジションを確立しています。特に日本企業との相性の良さから、今後も成長が期待される市場といえます。
ベトナムオフショア開発の単価
オフショア開発白書(2024年版)のデータによると、ベトナムの開発単価は以下のように分かれています。
職種 | 単価(万円) | 前年比 |
プログラマー | 39.4 | -2.1% |
シニアエンジニア | 48.3 | -1.7% |
ブリッジSE | 59.0 | +2.1% |
PM | 70.0 | -11.9% |
引用:オフショア開発白書(2024年版)|2.オフショア開発先の人月単価(職種別)
ベトナムと主要な開発国と比較すると、以下のような特徴があります。
- インドやフィリピン、中国と比べて、全体的に単価が抑えめ
- ブリッジSEの単価は中間層に位置し、適正な水準
特にプログラマーとシニアエンジニアの単価は、他国と比べて競争力のある水準を維持しています。また、前年比でも大きな変動がなく、安定した価格推移を示しているのが特徴です。
オフショア開発でベトナムを選ぶのがおすすめとされる理由
多くの日本企業が開発委託先としてベトナムを選んでいる理由は、主に以下の4つがあります。
- 勤勉で親日である
- 人件費が安い
- 時差が少ない
- 政府の取り組みによりIT産業が発展している
なぜベトナムがオフショア開発に最適な選択肢とされているのか、詳しく解説していきます。
勤勉で親日である
ベトナム人の向上心と責任感のある国民性が、日本企業との相性の良さを生んでいます。
【ベトナム人の特徴】
- 粘り強く真面目な性格
- 高い向上心と学習意欲
- 日本文化への深い理解
- チームワークを重視する姿勢
職場での協調性の高さは、チーム開発において大きな強みです。特に技術習得への意欲が旺盛で、新しい開発手法や最新技術への対応も迅速に行える環境が整っています。
日本語を学ぶ人材も増加しており、言語面での障壁が低いことも、日本企業がベトナムを選ぶ理由の一つです。
また、仕事に対する真摯な姿勢も特筆すべき点です。納期や品質に対する高い意識を持ち、責任を持って業務に取り組む文化が根付いています。この点は日本企業の品質重視の考え方とも合致し、長期的な信頼関係の構築につながっています。
人件費が安い
ベトナムでのオフショア開発は、コストの大幅な削減が可能で、予算の効率的な活用ができます。
【ベトナムの人件費に関する特徴】
- 人件費が日本の半分以下の水準
- 規模が大きいほど削減効果が高い
- 品質とコストのバランスの良さ
特に開発規模が大きくなるほど、コスト削減効果は大きくなります。
日本人ブリッジエンジニアの配置や品質管理体制の整備など、必要な追加コストを含めても、なおコストメリットを維持できます。
さらに、品質面でも妥協することなく、高い技術力と開発品質を維持できる点が特徴です。これは、優秀な人材の確保と育成に力を入れている結果であり、コストパフォーマンスの高さが評価されています。
時差が少ない
ベトナムと日本の時差は約2時間のため、スムーズなコミュニケーションが可能です。
【時差が少ないメリット】
- 業務時間帯がほぼ同じ
- リアルタイムでの打ち合わせが容易
- 緊急対応がしやすい
- 開発チームの負担が少ない
日本の午前10時はベトナムの午前8時、日本の午後6時はベトナムの午後4時となり、十分なコミュニケーション時間を確保できます。
特に重要なのは、緊急時の対応のしやすさです。システムトラブルや重要な意思決定が必要な場合でも、双方の業務時間内で迅速な対応が可能です。インドなど時差が約3時間30分ある国と比べ、スムーズな開発進行を実現できます。
また、時差が小さいことで開発チームの負担も軽減されます。深夜のミーティングや早朝の対応が不要なため、チームの生産性と士気を高く保てます。
政府の取り組みによりIT産業が発展している
ベトナムは国を挙げてのIT産業支援により、安定した開発環境が整っています。
【IT産業発展の要因】
- 充実した教育システム
- 外資系企業への優遇措置
- 先端技術分野への積極投資
- 産学連携の推進
ベトナム政府は、IT産業を重要な成長産業と位置づけ、さまざまな支援策を実施しています。特に教育面では、工科大学を中心に実践的なIT教育プログラムを展開し、毎年多くの優秀なエンジニアを輩出。
外資系企業に対する優遇措置も充実しており、税制面での優遇や進出支援など、さまざまなインセンティブが用意されています。これにより、安定した事業環境が整備され、長期的な開発拠点としての魅力を高めています。
AI開発やブロックチェーンなど最新技術分野への投資も積極的に行われており、技術革新への対応も進んでいます。産学連携の推進により、最新技術の研究開発と実用化が加速しており、今後も継続的な発展が期待できます。
ベトナムオフショア開発の現状
開発委託先の42%を占めるベトナムは、以下のような特徴があります。
- 幅広い開発技術を持つ人材が多い
- 日本語を使える人材が多い
- エンジニアの待遇が向上している
特に、プログラミングスキルと日本語能力を兼ね備えた人材が増加し、より高度な開発案件にも対応できる体制が整ってきました。
以下、具体的な状況を見ていきましょう。
幅広い開発技術を持つ人材が多い
ベトナムは若手エンジニアを中心に、多様な開発スキルを持つ人材が増えています。基本的な言語からAI、クラウド技術まで、幅広い分野に対応できる技術力を保有。
大学や専門学校でのIT教育も充実しており、最新技術のトレンドを学んだ人材が継続的に輩出されています。20代から30代の若手が中心で、新しい技術への適応も早いのが特徴です。
特にWebアプリケーションやモバイルアプリの開発分野では、豊富な実績を持つエンジニアが多く、高度な開発要件にも柔軟に対応。技術力の向上とともに、品質管理への意識も高まっています。
日本語を使える人材が多い
日本語教育に力を入れている教育機関が多く、日本語能力の高いエンジニアが年々増加しています。日本語能力試験の受験者数も増え続け、N2以上の資格保持者も珍しくありません。
日本企業との開発経験を持つエンジニアも増加し、ビジネスでの日本語コミュニケーションにも習熟。技術的な専門用語や開発現場での用語にも精通しており、スムーズな意思疎通が可能です。
このような言語面での強みは、開発プロジェクトの円滑な進行に大きく貢献しています。仕様の理解から進捗報告まで、より正確なコミュニケーションが実現します。
エンジニアの待遇が向上している
IT業界での給与水準は、ベトナムの平均給与を上回っています。2024年第1四半期時点の月額平均は約56,000円(※1)ですが、ITエンジニアの月収は約130,000円(※2)です。
優秀な人材を確保するため、待遇面での改善が進んでいます。
福利厚生も充実し、ワークライフバランスを重視する企業が増えています。これにより、長期的なキャリア形成を見据えた人材の定着も進んでいます。
また、エンジニアの技術力向上を支援する教育制度も整備され、より高度な開発案件にチャレンジできる環境が整っています。このような待遇面での向上は、開発品質の維持・向上にもつながっています。
(※1)出典:YAHOO!ニュース|2025年、東南アジアの給与上昇率が加速 ベトナム6.7%、インドネシア6.3%がトップ
(※2)出典:devworks|日本とベトナムでのITエンジニア採用コスト徹底比較
ベトナムオフショア開発にある課題
ベトナムのオフショア開発には、以下のような注意点もあります。
- 技術レベルや知識にバラつきがある
- 言語や文化の違いから品質・納期管理が難しい
「人材の質」と「コミュニケーション」の面で課題が指摘されています。
以下では、実際の開発現場で直面しやすい課題と、その対策について具体的に解説します。
技術レベルや知識にバラつきがある
ベトナムは毎年多数のIT人材が輩出される一方で、個々のエンジニアの技術力には大きな差があります。主な課題は以下の3点です。
【技術面での課題】
- 基本スキルの習得度の差
- 先端技術への対応力の差
- 開発経験の豊富さ
上記の課題に対しては、以下のような対策が効果的です。
- 採用時の技術力評価の徹底
- プロジェクトの要件に合う人材の選定
特に重要なのは、プロジェクトの要件に見合った技術力を持つ人材を見極めることです。過去の実績や具体的な開発経験を確認し、適切な人材配置を行うことが求められます。
言語や文化の違いから品質・納期管理が難しい
ベトナムでは日本語能力の向上は進んでいますが、仕様の解釈や品質基準の認識に違いが生じやすい状況もあります。以下が主な課題です。
【管理面での課題】
- 仕様書の解釈の違い
- 品質基準の認識差
- 進捗報告の精度
これらを解決するには、以下の対策を講じることが重要です。
- ブリッジエンジニアの配置
- 詳細な仕様書の作成
- 定期的な進捗確認の実施
特に、プロジェクト初期段階での認識合わせと、継続的なコミュニケーションの仕組み作りが大切です。
ベトナムオフショア開発の失敗事例
オフショア開発の失敗は、企業に大きな損失をもたらすことがあります。
起こりやすい失敗事例は以下の3つです。
- 納期遅延が発生した
- 不具合や仕様違いによるやり直しでコストがかさんだ
- 納品物が求めるレベルに達していなかった
多くの失敗事例では、コミュニケーション不足による認識のずれや、文化的な違いによる時間管理の問題が根底にあるようです。
以下、代表的な失敗パターンとその背景を詳しく見ていきましょう。
納期遅延が発生した
オフショア開発で納期遅延が起こる主な原因は、以下の通りです。
- 時間感覚の文化的な違い
- 祝祭日やイベントの考慮不足
- 仕様の曖昧さによる確認作業の増加
- 要件追加による進捗の遅れ
日本では当たり前の「納期厳守」の概念が、必ずしも共有されていないことがあります。特に祝祭日や現地のイベントシーズンを考慮せずスケジュールを組んでしまうと、大幅な遅延を招くことも。
また、開発途中での要件追加や、仕様の曖昧さによる手戻りも、納期遅延の大きな要因となっています。
遅延を防ぐためには、現地カレンダーを考慮した余裕のあるスケジュール設定と、マイルストーンごとの細かな進捗確認が欠かせません。
不具合や仕様違いによるやり直しでコストがかさんだ
オフショア開発で当初の計画よりもコストがかさんでしまう主な原因は、以下の通りです。
- コミュニケーションの行き違い
- 仕様理解の不足
- 品質基準の認識差
- 手戻りによる追加工数
言語の壁や文化の違いにより、日本側の意図が正確に伝わらないことが多々あります。特に日本語特有の曖昧な表現は、開発現場での混乱を招きやすく、結果として大規模な修正や再開発が必要になることも。
コスト増加を防ぐには、以下のポイントを徹底しましょう。
- 詳細な仕様書を作成する
- 定期的にレビューを実施する
- 具体的に指示をする
- 品質基準を明確化する
納品物が求めるレベルに達していなかった
納品物の品質が期待外れだったという失敗事例もあります。
【品質に関する主な課題】
- テスト工程が不十分
- 品質管理手法の違い
- チェック項目の認識差
- コードレビューの不足
技術力のある開発チームでも、日本の品質基準を理解していないと、期待するレベルの成果物は得られません。特にテスト工程が不十分な場合、多くの不具合を抱えたまま納品されることがあります。
品質を確保するためには、以下の取り組みが重要です。
- 具体的な品質基準の提示
- レビュープロセスの確立
- テスト項目の明確化
- ブリッジエンジニアの活用
上記の対策を適切に実施することで、納品物の品質向上が期待できます。
ベトナムオフショア開発におすすめな会社一覧
ベトナムには多くのオフショア開発会社が存在しますが、その中でも特に日本企業との取引実績が豊富で、高い技術力と充実したサポート体制を持つ企業をご紹介します。
各社の特徴や強みを理解することで、自社のニーズに最適な開発パートナーを見つけることができるでしょう。
トッパジャパン株式会社

出典:トッパジャパン株式会社
トッパジャパンは、ベトナム有数の開発チームと連携し、高品質な開発サービスを提供しています。特に品質管理に力を入れており、独立した検査チームによる厳格なチェック体制を確立しています。
【おすすめポイント】
- 日本に開発担当部署がある
- 日本円での決済が可能
- リピート率80%以上
コミュニケーション面でも、日本語や英語に堪能なメンバーが在籍し、日本人エンジニアによるフォローアップ体制も整っています。
さらに、日本語教育だけでなく、日本のルールや礼儀、日本人の考え方なども教育しているため、日本をより深く理解したエンジニアが対応します。
セキュリティ面では、指紋認証や24時間監視カメラなど、徹底した対策を実施。安心して開発を任せられる環境が整備されています。
株式会社NTQジャパン

出典:株式会社NTQジャパン
300社以上の取引実績と600件を超えるプロジェクト経験を持つNTQジャパンは、ベトナムでの高品質なシステム開発を実現。6年連続でSao Khue賞を受賞するなど、その技術力は高く評価されています。
基幹システムからAI・IoT、動画配信まで、幅広い開発領域に対応可能です。R&D専門部署を持ち、常に先端技術を追求する姿勢も特徴的。日本語コミュニケーション力も高く、顧客のビジネスニーズを深く理解した提案力にも定評があります。
CMC Japan 株式会社

30年以上の経験と3,000名を超える認定エンジニアを擁するCMC Japanは、グローバル規模での開発実績を持つ企業です。
300社以上のクライアントとの取引実績があり、ワンストップのITソリューションを提供しています。
特に業務プロセスの効率化とコスト削減に強みを持ち、クライアントごとに最適化された開発手法を提案。長期的なパートナーシップを重視した戦略的なアプローチが特徴です。
VNEXT HOLDINGS JOINT STOCK COMPANY

出典:VNEXT HOLDINGS JOINT STOCK COMPANY
創業以来350社以上のパートナーシップを築き、700件を超える開発実績を持つVNEXTは、システムやアプリケーションの設計から運用・保守まで、ワンストップのサービスを提供しています。
特に品質管理には力を入れており、独立した品質管理部門による厳格なチェック体制を確立。ラボ型と請負型の両方の契約形態に対応し、顧客のニーズに合わせた柔軟な開発体制を提供しています。
株式会社コウェル

出典:株式会社コウェル
コウェルは、ベトナムのトップ大学と連携し、優秀なIT人材の確保と育成に注力している開発企業です。ハノイ工科大学をはじめとするIT分野トップ3校の卒業生から、厳選して人材を採用しています。
ソフトウェア開発から保守まで、幅広いサービスを提供。特にソフトウェアテストでは、世界11社、日本4社のみが持つISTQBの最上位資格を取得するなど、品質管理体制には定評があります。
株式会社ブライセン

出典:株式会社ブライセン
ブライセンは850名規模のエンジニア集団を擁し、日本と海外のハイブリッドな開発体制が特徴です。オフショア開発のメリットを最大限に生かし、デメリットを極限まで抑えた、高品質な開発サービスを提供しています。
日本、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、韓国の5カ国に拠点を持ち、カントリーリスクを分散。日本語検定保持者も多く、スムーズなコミュニケーションを実現しています。
株式会社NAL JAPAN

200社以上の日本企業との取引実績を持つNAL JAPANは、ハノイとダナンに開発拠点を構え、高品質な開発サービスを提供しています。特にアジャイル開発とDevOpsの分野で、ベトナムIT業界をリードする存在です。
システムコンサルティングからアプリ開発まで幅広く対応し、AI・ブロックチェーンなど最新技術の開発実績も豊富です。ビジネス企画から要件定義、開発、導入支援まで、一貫したサポートを提供しています。
株式会社カオピーズ

出典:株式会社カオピーズ
日本専門のオフショア開発会社として、100社以上の取引実績と400件を超える開発実績を持つカオピーズ。ベトナム屈指の技術系大学出身者を中心に、高度な技術力を誇ります。
日本人エンジニアや日本駐在ブリッジSEが上流工程を担当し、AI、RPA、ブロックチェーンなどの最新技術にも対応。「1時間ルール」による迅速な課題解決体制も特徴です。
株式会社LIG

出典:株式会社LIG
100名以上のエンジニアを擁し、フィリピンを拠点としたオフショア開発を展開するLIG。セブ大学やマニラ大学など、有名大学出身の優秀な人材を多数確保しています。
React、Vue.js、TypeScript、Laravelなど、最新の開発技術に対応。英語での開発にも対応可能で、ラボ型開発も提供しています。リファラル採用による迅速な人員強化体制も特徴です。
株式会社Sun Asterisk

850件以上の新規事業・DX・プロダクト開発実績を持つSun Asterisk。1,500名以上の多彩な専門家が所属し、テック、デザイン、ビジネスの専門チームによる包括的な支援を提供しています。
特にMVP開発に強みを持ち、3〜6ヶ月という短期間での開発可能です。デザインリサーチやワークショップを通じた本質的価値の追求にも定評があります。
ベトナムオフショア開発会社の選び方
プロジェクトの成功は、適切な開発パートナーの選定にかかっています。オフショア開発会社の選び方のポイントは、以下の通りです。
- 依頼したい内容に近い実績があるか確認する
- 在籍するエンジニアの経験やスキルを確認する
- サポート体制が充実しているか確認する
- 見積もりを取り料金目安を確認する
上記の基準に基づいて選定することで、長期的なパートナーシップを築くことができるでしょう。
依頼したい内容に近い実績があるか確認する
実績の確認は、開発会社の実力を見極める最も確実な方法です。
【チェックポイント】
- 過去の開発案件の詳細
- プロジェクトの規模と期間
- 使用技術とフレームワーク
- クライアントの業種
プロジェクトの詳細を確認する際は、開発実績の数だけでなく、その内容にも注目しましょう。
特に、自社が依頼を検討している開発内容と近い案件があるかどうかは、重要な判断材料となります。なお、守秘義務の関係で詳細を公開できない案件もありますが、その場合は概要レベルでの説明を求めることができます。
在籍するエンジニアの経験やスキルを確認する
プロジェクトの成功には、要件に合った技術力を持つエンジニアの存在が不可欠です。
【チェックポイント】
- 技術スタックの適合性
- 開発経験の年数
- 日本語コミュニケーション能力
- チーム構成の柔軟性
特に重要なのが、プロジェクトで必要となる技術スキルの保有状況です。また、日本語でのコミュニケーションが可能なブリッジエンジニアの存在も、スムーズな開発進行には欠かせません。
経験豊富なシニアエンジニアと若手エンジニアのバランスも、長期的な開発体制を考える上で重要なポイントとなります。
サポート体制が充実しているか確認する
充実したサポート体制は、プロジェクトの安定的な進行を支える重要なポイントです。
【チェックポイント】
- 日本人スタッフの配置状況
- 品質管理プロセスの整備がされているか
- コミュニケーションツールの活用状況
- 緊急時の対応体制
特に日本人スタッフの存在は、文化的な違いによる誤解を防ぎ、スムーズなプロジェクト進行を可能にします。
また、品質管理体制の確認も重要で、テストプロセスやレビュー体制の整備状況をしっかりと確認しましょう。
見積もりを取り料金目安を確認する
適切な予算管理のため、詳細な見積もりの取得が必要です。
【チェックポイント】
- 開発工程ごとの費用内訳
- 追加コストの有無
- 保守・運用費用の条件
- 支払い条件の詳細
単純な価格比較だけでなく、サービスの内容や品質も含めた総合的な評価が重要です。特に安価すぎる見積もりには注意が必要で、隠れたコストや品質面でのリスクがないか、慎重に確認する必要があります。
まとめ
ベトナムのオフショア開発は、高い技術力とコストパフォーマンスの良さから、日本企業にとって有力な選択肢となっています。ベトナムでは、政府主導のIT人材育成と日本語教育の充実により、質の高い開発サービスを提供できる環境が整っています。
ベトナムオフショア開発のメリットを最大限に活かすためには、本記事で紹介した失敗しないためのポイントを押さえ、計画的に進めることが重要です。
適切な準備と運営により、コスト削減と品質向上の両立を実現し、競争力のある開発体制を構築できるでしょう。